(海外赴任は儲かる?)総合商社勤務の私が語る、海外駐在のリアルなメリット、デメリット

皆さん、こんにちは!バリ子です。

皆さんの中には「海外駐在」や「海外赴任」に憧れを持っている人もいるかと思います。

海外駐在ってあこがれるよね!仕事で海外だもんね~、、、!

総合商社や国際的なメーカーに入社する一つのモチベーションとして海外駐在、海外赴任が挙げられると思います。

私自身は海外駐在/海外赴任の経験はないのですが、同期が海外赴任に出ていたり、先輩からリアルなお話を聞くことも多い為、今日は現役総合商社勤務の私が、総合商社における海外駐在のリアルをお伝えし、メリットやデメリットを紹介していきたいと思います!

目次

そもそも海外駐在って?

まず、ご存じない方の為に海外駐在とは何か、という部分を紹介していきたいと思います。

海外駐在とは・・・会社の持っている海外の拠点や法人に、仕事の為に滞在・出向し、現地で働くこと。基本的には3~5年ほどの任期であることが多い。

バリ子

私が勤務している総合商社なんかだと、海外の拠点や子会社が50以上あり、アジアからアフリカまで世界中に広がっています。(連結会社いれるともっとかも)

そういった拠点や子会社に赴き、現地のマネジメントや人材育成、また本社へレポーティング業務に就くのが駐在員です。

もちろん国にはよるのですが、任期は3~5年であることが多いですね

海外駐在って何年目から行けるの?

現在就活や転職活動をしている人にとって気になるのが何年目から海外駐在、赴任出来るの?というポイントだと思います。

これは会社のルールによって変わるので、詳しくは各会社のHPや説明会を参考にしてもらえばいいと思うのですが、私がいる総合商社業界だと早い方で3年目、遅くて8年目くらいに行っている人が多いですね。

それがメーカーさんになると大体10年目から、銀行やコンサルになると10年目以降というイメージがあります。(銀行、コンサルにはあまり詳しくないのでハッキリお伝えできませんが、、、)

何年目から行けるのかという観点で見ると、商社業界は他業界に比べて早いタイミングでいける可能性が高いと思います。

海外駐在のメリット

海外駐在についてお話したところで、肝心のメリット、デメリットの紹介をしていきたいと思います。

まずはポジティブなメリットから紹介していきますよ~!!!

仕事で海外生活が出来る

まず、なんといっても仕事で海外生活できる、というのは利点ですよね。

海外生活に憧れる人は多いと思うのですが、「仕事が決まるかどうか」「友達が出来るかどうか」「家族計画はどうしようか」と不確定要素、不安要素が多く、なかなか踏み切れない人も多いかと思います。

そんな中で安定した仕事を持ちながら、夢の海外生活が出来るのは海外駐在の利点だといえます

私の同期や先輩も、海外駐在を楽しみにしながら日々働いている人はたくさんいます。

現地採用より待遇がよい (お金も)

安定した仕事を持ちながら、夢の海外生活が送られるとお伝えしましたが、それは待遇が良い為言えることでもあります。

よく海外で仕事をする、と言うと現地採用と海外駐在・赴任を比べることが多いのですが、海外駐在・赴任の方が現地採用に対して待遇が多いことが殆どです。

一般的に言われているのは海外に駐在すると手当等がついて日本にいるときの基本給が倍になる、という話です。

例えば月40万円額面でもらっていた場合、海外駐在・赴任をすると大体80万円ほどにまで膨れ上がります。

また家や車、引っ越し代まで出してくれることが多いので、移動する費用もほぼかかりません。

特に商社の場合、先進国のような国ばかりでなく、新興国に駐在をすることがあります。もし駐在先が危険と判断されている地域だと、危険地手当がさらにつき、給料はさらにアップします。

危険地に駐在すると家が一軒建てられる、というのは有名な話です。

私の知り合いの先輩は某カリブの一か国に3年ほど駐在しており、数千万貯金していました(笑)夢がありますね、、、、

子供の教育にいい

海外赴任、駐在先を選ぶことはできませんが、もし駐在先が先進国であり、子供もいる場合は、子供の教育に良いというのも利点の一つになります。

英語圏の国であれば英語が話せるようになりますし、先進国で育てば社会問題にも意識が高く、多様な文化を柔軟に受け入れることのできる子どもに育てることが出来ます。

日本だとお金のかかるインターナショナルスクールに入れないと難しいですが、海外駐在につれていけば子供の教育費用まである程度負担されるケースが多いので、コストを抑えて良い教育を与えることができますね。

海外駐在のデメリット

https://storyset.com/illustration/departing/pana

海外駐在/赴任のメリットをお伝えしたところで、続いてデメリットについても触れていきたいと思います。

個人的にはメリットよりもデメリットの方が大きいと思っているので、ご参考にしていただければと思います。

場所やタイミングを選べない

海外駐在/赴任は基本的にタイミングも、場所も選べません。

運がよければ先進国の治安の良い国に行けるかもしれませんが、私のいる商社業界では先進国に行ける方が珍しいです。

仮に運よく先進国に海外駐在、赴任が出来たとしてもド田舎の何もないところに赴任する可能性だってあります。(これはアメリカ駐在あるある、です)

また海外駐在や赴任はどんなタイミングでめぐってくるかも、正直コントロールすることが出来ません。

優しい会社さんだと私生活の状況も考慮して考えてくれることもあるかと思いますが、私のいる会社は問答無用です。

<具体例1> 駐在によって離婚に

女性社員によくある例なのですが、結婚を考えている彼氏がいると思ったら海外駐在/赴任が決定。

急いで結婚するも、結婚当初から超遠距離恋愛に。すれ違いにより、結婚生活はうまくいくはずもなく離婚。

私は少なくともこのパターンを2人~3人見ています。

男性社員だと付いてきてくれる奥さんがいればいいのですが、女性社員だと遠距離恋愛になることばかりなので、離婚率は一気に上がります。

<具体例2> 駐在によって家族から仲間外れに

男性社員でもリスクはあります。

よくあるのは子供が0~3歳のタイミングで先進国に海外駐在/赴任が決まってしまい、単身赴任するケース。

基本的に駐在中は会社の経費として1年に1回帰ってこれるイメージなので、家族に会えるのもそのくらいの頻度になっていきます。

子供の頃にお父さんがいないまま育ったり、奥さんに育児をワンオペしてもらうことになるので家族仲はガタガタしやすいですね。

私の会社にも単身赴任をずーっと続けて家に居場所がない、なんて中年男性、結構います。。。

基本的に拒否権がない

タイミングも行先も決まっていない海外駐在・赴任ですが、基本的に拒否権はないのでご留意ください。

まれーに海外駐在・赴任を拒否する方もいますが、結構白い目で見られますし、会社での居心地はかなーり悪くなると思います。

かつ、一度駐在や赴任を断ると基本的に今後の出世はなくなるので(笑)、若手(1~10年目)で駐在をまず断る人はいませんね。

<具体例3> きつーい駐在先で退職した同期

私の同期には2年目からインドの田舎に駐在した人がいます。

インドの田舎はもちろん娯楽はなく、治安もまあまあ悪く、食事もカレーしかなく、単身での赴任でした。

仕事もまだ覚えたての2年目で明らかに可哀想な人事でした。

おそらく任期は3年だったのですが、結局任期2年終了したところで退職し、転職していきました。(給与はそれなりによかったとは思いますが、2年目の基本給なんてたかが知れてるので、やめたのだと思います)

まとめ

本日は海外駐在、赴任のメリット、デメリットについて説明していきました。

簡単に言うと、海外駐在・赴任は運ゲー要素がすごく多いと思います。

良い駐在先に行ければ夢の海外生活を家族と過ごせるかもしれませんが、悪い駐在先やタイミングの悪い海外駐在、赴任になると人生そのものを壊してしまうからです。

ネガティブキャンペーンのようになってしまいましたが、リアルな海外駐在の体験談としてご参考にしていただければ幸いです。

<駐在したいなら!またはしたくないなら!転職しよう>

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この記事を書いた人

初めまして、バリ子です!
フランス高校→国立大学→ニューヨーク留学→総合商社→イギリス移住(現在)。
バリキャリの道を捨て、自由に生きてます。

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