皆さん、こんにちは!バリ子です。
今日は、国際恋愛の厳しい現実、ビザ取得についてお話していきたいと思います。
ビザを取得するのって結構難しかったりするんだよね・・・
私自身もイギリス人の婚約者がおり、結局YMSビザでイギリスには移住してきたのですが、当初は配偶者ビザを取得して来ようと考えていました。
一方、調べれば調べるほど配偶者ビザの取得の難しさに直面し、YMSビザに切り替えたという経緯があります。
国際恋愛や国際結婚においてビザ取得は大きな課題の一つです。今回はイギリス配偶者ビザの取得の難しさについてお話していきたいと思います。
イギリス配偶者ビザ取得の難しさ
イギリス配偶者ビザの取得が難しい理由は主に下記の通り。
- 関係証明をしなければならない
- 経済証明の条件がかなりシビア
- 審査の期間が読めない
- そもそもビザ取得にお金がかかる
一つ一つ紹介していきます。
関係証明をしなければならない
移民への懸念が大きくなり、出来るだけ外国人を入国させないようにしているイギリス。
そもそも偽装結婚のようなものも多いようで、イギリス政府としてはこれ以上偽装結婚で移民を増やさないように、その結婚が本当に成立しているものか細かくチェックします。
公式サイトに細かく要件が書いていないので判断が難しいのですが、多くの日本人配偶者はこれまで連絡を取り合ったチャットの履歴や、一緒に住んでいいたときの住所証明、旅行に行った時の写真をアルバム化して提出することもあるようです。
私たちの場合は交際期間が4年強、一緒に旅行した写真もかなりあり、同棲した記録もあったので関係証明はクリアできそうだと感じましたが、交際期間が短いカップルにとってはかなりハードルが高いだろうなと感じました。
経済証明の条件がかなりシビア
私たちが配偶者ビザを諦め、YMSビザ取得にしたのは、この経済証明のハードルでした。
経済証明の条件は様々な状況によって異なって設定されています。カップルの片方がすでにイギリスに住んでいる場合、18,600£以上の収入証明があればクリアできるので、そこまで難しいものではありません。
一方、私たちのようなカップルの両方が現在日本に住んでいて、一緒にイギリスへ渡航しようとする場合、現在イギリスで仕事をしていないこととなるので、多額の貯蓄証明が必要となります。(無職で生活することになってもイギリスに迷惑をかけないよ、という証明ですね)
その額、な、なんと62,500£以上!日本円にして1千万円近い金額になります。
そして、さらに厳しいのが、その高額の預金資産を6か月以上持ち続けている証明をしなければいけないのです。
私たちは色々あって結局そのくらいの額を集めることは出来そうだったのですが、6か月以上持ち続けなければいけないことでビザ申請のタイミングが伸びてしまうことから、断念することになりました。
審査の期間が読めない
私たちが配偶者ビザを諦めた二つ目の大きな理由は、ビザ審査に要する期間が全く読めないことでした。
色々ネットで調べてみると、日本人であれば3か月ほどで審査が完了する旨が記載されていたのですが、他の国の人の例を見ると、半年以上、ひどければ1年ほどかかっているケースも散見されました。
あらゆる理由で審査期間が延びていることも知っていたので、いつ渡航できるか分からないのは困るとして審査期間がより短いYMSビザを取得することに決めました。
ちなみにYMSビザは長くても1か月で取得できます。私の時は1週間で取得することが出来ました。(は、はやい・・・!)
そもそもビザ取得にお金がかかる
そもそもイギリスのビザは取得だけでもお金がまあまあかかります。
配偶者ビザは英語のテストを受ける必要もありますし(これがめちゃ高い)、審査期間を早めたい場合はそこにもお金を払わなければいけないので(どこまでいっても金金金)、ネット上では50万円以上支払っている人もざらにいました。
YMSの場合は、申請費と保険費用を合わせて20万円くらいで済んだ記憶なので、30万円以上安く入国出来ていることになります。
滞在期間は違うので(配偶者は2年半、YMSは2年)、一概に比べることは出来ないのですが、30万円の差は大きいですよね。
配偶者ビザを取るメリット
私は上記に述べたような理由から、イギリス人彼とは入籍せずに、婚約という状態のままYMSビザを取ることに決めたのですが、もちろん、配偶者ビザを取得するメリットはあります。
滞在期間が半年間長い
YMSビザの滞在期間が2年であるのに対し、配偶者ビザの滞在期間は2年半と、半年間長く設定されています。
「少しでも長くイギリスに住みたい!」という人は配偶者ビザの方がメリットがあると言えます。
就職活動しやすい
YMSビザに対し滞在期間が長く、また今後永続的にイギリスに住むことがYMSビザ以上に想定されるため、就職活動は配偶者ビザの方が一般的にしやすいと言われています。
YMSビザは2年の滞在期間が決まっているので、企業としても採用しづらいというのは想像できますよね。
永住権を取れる可能性が広がる
最初からイギリスに長期で住むことを想定している場合、ビザを取得するハードルはありますが、最初から配偶者ビザを取得するのをお勧めします。
というのも、配偶者ビザは期間が2年半なのですが、一度延長し、通して5年間配偶者ビザとしてイギリスに滞在すると永住権を申請することが出来るからです!
一度永住権を取得することが出来れば、ビザに関する心配事も減りますし、長期滞在の希望に一歩近づくと思います。
YMSビザという遠回りをせず、最初から配偶者ビザを取得するのがおすすめです。
まとめ
本日は私自身の経験から、イギリス配偶者ビザを取得する難しさとメリットについて紹介させて頂きました。
私の場合、そこまで長くイギリスに滞在する気はあまりなく、今回の移住はお試し的な立ち位置も大きいため、配偶者ビザではなく、YMSビザを選択しました。
皆さんも自分の今後の計画や希望に合わせてビザ取得を考えてみてはいかがでしょうか?
<実は私の婚約者も以前働いていたシェーン英会話!ブリティッシュイングリッシュを学びたい人はぜひ!>
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