(総合商社の内定スペックとは?)元総合商社勤務が語る学歴フィルターやガクチカについて

皆さん、こんにちは!バリ子です。

皆さんの中には「総合商社に入社したい!」という就活生の方もいるかと思います。私も、就活生の時は同じように考えていました。

一方で実際に総合商社にはどんな人が入社できるのかを明確に記した情報はほぼ出回っていません……

どんな人が入れるか事前に分かれば色々対策の使用はあるんだけどね。。。。

本日は、現役総合商社ウーマンの私が、総合商社に入社している人の共通点や、私自身が学生時代に実施した活動についてお話していきたいと思います。

目次

総合商社に入社しているのはどんな人?

まず皆さんが気になるであろう、総合商社に入社している人(総合職) の内訳をお教えしたいと思います。

  • 男女比:男性 7.5割 女性 2.5割
  • 理系文系:文系 6割 理系 4割
  • 留学経験:経験あり 7割 経験なし 3割 
  • 体育会系:体育会系 4割 体育会系ではない 6割
  • 国立私立:国立 4割 私立 6割

ちなみに私は女性、文系、留学経験あり、非体育会系の国立大学出身です。

一つ一つ解説していきますよ!

男女比

これは入社するタイミングにも左右されてしまうのですが、私の入社した年度は女性多めで2.5割女性でした。

それまでは女性は1割いればいい方だったと言われていますが、実際女性の割合はどんどん増えてきており、活躍できるチャンスもかなり与えられているように思います。

2.5割と聞くとそれでも少ないんじゃない?と思われるかもしれませんが、そもそも総合商社の総合職に挑戦をするのは男性が多いので、女性だからといって狭き門になっているとは限りません。

理系/文系

総合商社といえば以前はゴリゴリの体育会系が入る場所と思われていましたが(実際先輩方は体育会系多いです)、最近は大きく流れが変わり、理系の学生の採用が増えています。

商社もこれまでのようなコミュニケーション能力だけでビジネスを取れる時代から、専門知識や経営スキルが求められる時代になってきているからですね。

化学品といった理系が大活躍できる分野のビジネスを持っている商社では特に理系の学生の採用が進んでいます。

私が入社したときは4割が理系の学生で、そのうちほぼ全員が大学院卒でした。

化学品関係の担当をする部署に配属された同期は全員理系でしたね。

留学や海外経験

商社というと海外と関わる仕事が多いのでは、と想像されるかと思いますが、その通り、海外と関わる仕事がだいたいを占めています。(一部国内の仕事ももちろんあります)

入社してすぐ英語を使うことが求められるので、採用活動も英語や留学経験のある学生を取りがちです。

私が入社したときは帰国子女/留学経験者が7割ほどを占めていました。短期留学等も含めると、8割近かったかもしれません。

実際入社してからTOEIC 750点以下の学生は強制的に内定後に英会話スクールに通わされるといったような制度もあります。

体育会系

以前は体育会系ばかりと思われていた総合商社ですが、現在はそうでもないというのが実情です。

私が入社したときは、体育会系の部活(アメフト、ラグビー、サッカー、ラクロス、またはマネジャー)に参加していた人は4割いないくらいだったと思います。

なのでどちらかというと体育会系は少数派でしたね。

体育会系というだけで入社している人もおらず、体育会系×留学経験、体育会系×理系みたいな形で2つの要素を持っている人が多かったです。

国立/私立

国立大学か私立大学かというのも年によってかなり異なるのですが、私が入社した時は国立大学出身者がまあまあ多く4割くらいいたと思います。

かくいう私も国立大学出身で、同じ大学から入った同期が他にも2名いました。

学歴フィルターってあるの?

学歴フィルターがあるかどうか、実際気になりますよね。

個人的な経験でお伝えすると、あるけれどもそこまで高いフィルターはない、というのが答えになると思います。

私が入社した年次は東大を始めとする国立大学(旧帝大)から始まり、私立上位(早慶上理)、地方国立(筑波や東京外語)、私立関東(MARCH)、私立関西(関関同立)までいました。

関関同立から下がるとあんまりいなかったですね、1人、2人とかだった記憶です。

上記のため、学歴フィルターはあるといえばあるのですが、旧帝大と早慶上理しか入れない!ということではなく、MARCHや関関同立でも全然入れます。*むしろ私の年次はMARCH多めでした

私が就活の為に行った活動 (学チカ)

https://storyset.com/illustration/working-remotely/pana

総合商社内定者のリアルな内訳をお伝えしたところで、私自身どんな活動を学生時代にしてきたか紹介したいと思います。

  • 2度の留学 (フランス、アメリカ)
  • 商社とマスコミで長期インターンシップ
  • 学生団体の副代表
  • 他大とのゼミに参加

私は何事も浅く、広くになりがちなのであらゆる経験に手を出しているのですが、一つを突き詰めて深堀していくということも大事だと思います。

あくまでも総合商社に入社した一人の体験談として参考にしてみてくださいね。

2度の留学

これは就活の為にやっていたわけではないのですが、高校時代にフランスへ1年、大学時代にアメリカへ1年留学していたので、就活では留学の話をメインでアピールポイントとして使っていました。

特に使っていたのはフランスへ留学していた時のエピソード。大学で留学をしている人は腐るほどいるので、差別化を図るために高校で留学をしたエピソードをよく使っていました。

アメリカ留学時代は、留学に必要なお金をを自分で工面したので、その苦労話をしたり、留学中に勉強の合間を縫って大手マスコミでインターンシップしていた話を押し出してましたね。

商社とマスコミで長期インターンシップ

アメリカ留学時代にマスコミで長期インターンシップをしていたのですが、留学から帰ってからは専門商社で1年強インターンシップさせて頂きました。

基本的には雑務(経理、貿易実務)をやらせていただいていたのですが、語学力を活かして、翻訳の業務等も担当させていただいていました。

就活をするころには実際に商社で働いた経験があったので、その経験談も就活中には生かしていました。(仕事を率先してやる積極性など)

留学生支援 学生団体の副代表

国際アピールは正直2度の留学の話で十分なのですが、留学生支援の学生団体の副代表もしていたので、組織の中で自分がリーダーシップを持って引っ張ってきた経験をアピールする時には使っていました。

コミュニケーション能力の高さや、問題解決力の高さ、企画力(留学生とスポーツイベント等をやっていたので)もアピールできました。

他大とのゼミ参加

留学から帰ってきてから注力した活動に他大とのゼミ参加があります。

6大学くらいが集まり、日本の社会課題解決のために新しい法案を考えて、プレゼンする、というゼミでした。(これは完全にに就活を意識して参加を決めました)

社会課題への意識の高さ、また組織内での自分の立ち位置や動き方を説明/アピールするためによくこの経験のエピソードを話していました。

まとめ

本日は総合商社に内定する人の特徴や内訳、また私自身が学生時代に注力したことについてお話させて頂きました。

まとめると下記の通りになると思います。

  • 総合商社は昔こそ私立体育会系のイメージがあったものの、現在は理系や国立大出身者など幅広い人材を求めている
  • 帰国子女や留学経験がある人がほとんど。英語力は最低TOEIC750にしておくほうが無難
  • 学歴フィルターはあるものの、高いレベルは求められない為、気にしなくてよい

総合商社といっても色々な会社さん(7社)ありますし、もちろん会社差はあるとご理解頂いた上で参考にして頂ければと思います。

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この記事を書いた人

初めまして、バリ子です!
フランス高校→国立大学→ニューヨーク留学→総合商社→イギリス移住(現在)。
バリキャリの道を捨て、自由に生きてます。

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