皆さん、こんにちは!バリ子です。
私バリ子は2022年の年末からYMSビザ(=イギリスのワーホリビザのようなもの。2年間自由に就労できる)でイギリスに滞在しています。
年末からイギリスの地方マンチェスターで就活をし始め、1か月半の就職活動の末、ようやく内定を得ることができました!
就活の経緯や内容については下の記事でお伝えしています。
今日は今回就活をする中で私にとって初めての経験となった「英語での面接」、「海外(ヨーロッパ)での面接」について紹介し、アドバイスをしていきたいと思います。
英語での面接、最初は緊張するけれど、慣れれば対策しようがあるよね!
バリ子の就活の経緯
12月に渡英してから、すぐに就職活動を開始し、これまでおそらく20社くらいに応募してきました。
私が住んでいたのはロンドンではなく、マンチェスターだったので日系企業の求人がかなり少なく、日系企業には一社しか応募できませんでした。
結果20社中、3社から書類選考に通った旨の連絡が来ました。そのうち1社は世界的な旅行サイトの仕事でしたが、他2社(日系企業A, 現地企業B)の選考が進んでいたので面接には進みませんでした。
結果面接の経験は日系A社、現地B社とすることになりました。
日系企業A社
日系企業A社は、買収した現地企業の管理経営をしている会社でした。業界が人材派遣系だったので、私にはあまり馴染みがない業界でしたが、元々の仕事でも子会社管理をしていたので、その点では親和性がありましたね。
一次面接 (駐在員と日本語面接)
一次面接はまだ日本にいる駐在予定の方と日本語での面接でした。
新卒時代にガチガチに就職活動した私からすると、すごーくカジュアルな面接でした。先方の業務内容や、今回のポジションでどんな仕事を担当するかを説明してくれた上で、こちらにも質問してくれました。
<質問された内容>
- 自己紹介(元々どんな仕事を担当していたか)
- 退職してイギリスに来た理由
- 今回求人に応募した理由
- 今回のポジションに使える経験はあるか
- 逆質問あるか
質問内容は上記のような感じで面接時間はぴったり30分くらいでしたね。
面接官がすごく柔和な方だったので、逆に面接は上手くいかなかったような気がしましたが、翌々日には二次面接に招待されました。
この方が決定権を持っているようだったので、すぐ内定もらえるかなあと思っていたのですがここからが長かったですね。(笑)
二次面接 (現地企業のHRと英語面接)
二次面接は買収した現地企業のHRとの面接でした。
こちらも面接官がすごくフレンドリーな方でしたが、意外にプロフェッショナルかつ実務的な質問も頂いたのでびっくりしました。
<質問された内容>
- 自己紹介(元々どんな仕事を担当していたか)
- 退職してイギリスに来た理由
- 今回の求人に応募した理由
- 趣味は何か
- 前の仕事で企画やプロジェクト管理を担当していたと言っていたが、気を付けていたことは
- 上司と仕事する上で気を付けていることは
- 他に受けている企業は?
- 前に勤めていた企業の文化はどんな感じだったか
- 逆質問はあるか
「企画やプロジェクトを運営する上でどのように上司を巻き込んでいたか」のような質問は結構鋭い質問だったので面喰いましたが、落ち着いて回答できたと思います。
打って変わって趣味の質問を聞かれたりしたのですごくメリハリのある面接でした。さすがHRで人材派遣系のビジネスをやっている方いうこともあり、面接の質問もかなり幅広く、しっかりチェックされているような気持ちになりましたね。
三次面接 (日系企業で経理担当者と面談)
三次面接は面接というよりすでに働いているベテラン社員との面談のようなものでした。
すごく小さい事務所なので(働いているのはたった4人)、メンバー同士の相性を見る目的だったかと思います。
面接というより面談のような形だったので、
- 自己紹介
- イギリスに来た経緯
- 趣味
- 海外に興味を持った経緯
などのお話をさせてもらいました。
感触はそこまで悪くなかったですが、どちらかというとこの面談は企業側の「時間稼ぎ」のように感じられてあまり印象はよくなかったです・・・。(少ないメンバーなので、一人ひとりを吟味したいというお気持ちはすごくわかるんですけどね、日系企業っぽかったです)
四次面接 (一次面接と同じ駐在員と顔合わせ)
三次面接の後、結果を出すまで3週間待ってほしいと連絡が来ました。個人的には「ええ?」という感じだったのですが、待てるところまで待とうと思い、とりあえずOKしました。(やっぱり三次面接は時間稼ぎだったのかなあという想いが強くなりました(笑))
四次面接はカフェのようなところで、カジュアルに面接が進みました。面接というよりは業務内容のすり合わせのようなものでしたし、すでに一次面接でお会いしていたこと、日本語だったことも相まって面接自体はそこまで緊張しなかったです。
その場で漸く内定を頂けて、安心した思いでした・・・。
現地企業B社
現地企業Bは現地の中小テックで、日本市場向けの事業拡大に向けてCRMを担当する人材を探していました。業界がこれまで私が担当してきた業界にぴったりで、すごく柔軟な社風だったので興味を持ったというのが応募のきっかけです。
一次面接 (電話でHR担当者と英語)
一次面接は英語での電話面接だったのでかなーり緊張しました。
電話面接で聞かれた内容は下記の通り。
- ビザの状況
- これまでやってきた仕事
- イギリスにきた経緯
- 顧客が急に契約を切りたいと言ってきたらどうする?
- あなたがこの会社に貢献できることは何か
電話面接でありながら、結構しっかり質問されてビビりました。4割くらい何を言ってるか分からなかったのですが、なんだかんだで私の回答を理解してくれていたみたいで、次のステップに進めました。
二次面接 (リモートでHR担当者とCRMマネジャーと英語)
二次面接は電話面接の次の日に行われるというスピード感でした。
現地の担当者2人(イギリス人)VS私だったので始まる前は緊張していましたが、始まってからは雰囲気もフレンドリーで安心しました。電話面接よりは英語も聞き取りやすかったです。
<質問された内容>
- これまでやってきた仕事
- イギリスにきた経緯
- 留学経験があるようだが、留学を通してどんなことを学んだか
- 現在どこに住んでいるか、マンチェスターの仕事だが問題ないか
- どんな言語を話せるか
- あなたがこの会社に貢献できることは何か
- 対顧客でどんな経験をしたことがあるか
文法等めちゃくちゃだったと思いますが、面接官は本当に優しかったです。その場で次のステップに進めさせてくれることを教えてくれたので、より好印象でした。
三次面接 (CRMマネジャーと共同経営者と英語)
三次面接は二次面接で会ったCRMマネジャーと、会社の3人いる共同経営者うち1人との面接でした。
二次面接の後、すぐにタスクを渡されたので、その準備をして三次面接に臨みました。与えられたタスクは「顧客に~~されたら、どのように対応するか」といったもので3例ありました。*ちなみにタスクは日本語と英語の両方で回答する必要がありました
三次面接で質問された内容は下記の通り。
- タスクの内容をこちらから説明し、内容に対して質問を受ける(どうしてこう考えのか、など)
- 会社が成長している途中なので、新しいことがたくさん出てくるか、人に聞くことが出来るか、自分で先に調べるタイプか
- 顧客に何か質問されて、もし答えを知らなかったらどうするか
この時点で1時間くらい経っていた気がします。そのあと、共同経営者の方が来て15分くらい面接を受けました。
共同経営者の方から質問された内容は下記の通り。
- 自己紹介 (これまでの経歴等)
- 対顧客の経験、システム導入、開発の経験、データ分析の経験
- この会社に貢献できることは何か
- あなたの同僚が語るあなたの魅力はなんだと思うか
- あなたの同僚が語るあなたの弱点は何か
- 逆質問はあるか(CRM担当以上に日本市場へビジネスを広げる戦略等担当させてもらえるか)
自己紹介(これまでの経歴説明)、対顧客の経験は何度も聞かれているのでわりとすんなりと答えることが出来ました。システム導入や開発、データ分析の経験もあったので私にとってはラッキー質問でした。
弱点は毎回聞かれて困ってしまう質問なのですが、この時は「少しシャイな性格があること」、「人に質問するのが苦手なこと」とCRMマネジャーと話した内容も加味して答えました。
結果、翌日には内定のお知らせを頂きました。本当にすべてがスピーディーで好印象な会社でした。
英語面接のアドバイス
特に現地企業であるB社は面接のすべてのプロセスが英語で進みました。そんな中でいくつか気がついた点があるので、皆さんにシェアさせて頂きたいと思います。
英語は間違ってもハキハキと
面接に限らず、英語を話す上で基礎的なことですが、「文法にいくらミスがあっても、発音にいくらミスがあっても自身を持ってハキハキと話すこと」が大事です。
私が就職活動をしたイギリスや英語圏であるアメリカ、オーストラリア、カナダといったような国は、英語が母国語でない人とコミュニケーションを取ることになれています。
こちらは母語でないのでもちろん緊張や心配をしてしまうのですが、変な英語を話していても伝えるべきことや答えるべきことがしっかり伝わっていれば、面接官は評価してくれます。
逆に言えば正しい英語を話せていても、こちらの回答がいまいちだと面接を通過できない可能性もあります。
より実務的な質問をされる傾向あり
個人的に日本で通ってきた面接と大きく違うなと思った点は、英語面接ではより実務的な目質問をされることが多いという点です。
日本だと聞かれる質問は「職務経歴」「一番注力した仕事」「退職理由」「長所」「短所」などわりと決まっていて、一般的な質問が多いのですが、海外の面接はより実務的だったり、そのポジションに関わる細かい質問がされる傾向にあります。
今回私の場合はタスクが与えられたものもありましたし、「上司とどう折衝しながら進めたか」などの実務的な質問もありました。
準備がしづらい質問をされることもあるので、日本の面接以上に自分の頭でしっかり考えて回答する必要が出てきます。
よくある質問は事前に準備して
とはいえ、一般的な質問をされることもあります。(ジャブ打ち程度に)
こういった質問は準備のしやすい質問なので、日本語の面接と同じように伝えるべきポイントを整理して、かつ英語でも伝えられるように準備していきましょう。
深堀も日本の面接に対してより深く深堀されることがあるので、しっかり自分の考えをまとめて鋭い質問が来ても、答えられるようにしましょう。
答えのない質問は自分なりの論理で説明
実務的な質問や、「あなただったらこういう時どうしますか?」といった質問は答えがない質問なので、答え方に困ってしまうこともあるかと思います。
こういった質問は面接を受ける側の思考回路や性格を図るために行う質問なので、多少面接官がどういうことを聞きたいと思っているかという点を意識しつつ、自分なりの論理をしっかり持って回答しましょう。
日本の面接のように即答せず、少し考える時間を取ってもマイナスなイメージにはならないので、考えをまとめてから回答するよう心掛けてみてくださいね!
まとめ
本日は私のイギリスでの就職活動の体験をもとに、英語で行われる面接で聞かれることや、どのように準備すべきかというアドバイスをさせて頂きました!
まとめると下記の通りです。
- 英語面接は日本語面接以上に実務的な質問や、回答に対して深堀されることがある
- 英語の文法以上にハキハキと自信を持って話すことが大事!
英語面接も数をこなすとどんどん自身が付いてくるので、たくさんチャレンジしてみてくださいね!
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