皆さん、こんにちは!バリ子です。
私事ですが、2022年12月に新卒から務めていた総合商社を退職いたしました。
イギリスに生活拠点を移すための決断でしたが、よく耳にしたのが「大企業勤務なんて勝ち組なのに、辞めるなんてもったいない」という意見。
ネットでもよく見る意見でした。
でも私は断じて言いたい。辞めて後悔なんて一つもしていない!ということを。
今日は実際に大企業勤務だった私が、なぜ大企業を退職しても後悔していないのか解説していきたいと思います。
後悔なんて一つもしてないんだぞ!!!
大企業(総合商社)をやめても後悔していない理由
よくある「大企業をやめることのデメリット」を否定する形で、なぜ大企業をやめても後悔していないのかを説明していきたいと思います。
よく言われている大企業をやめるデメリットは下記の通り。(参考:https://www.shigoto-web.co.jp/tensyoku/archives/daikigyo-yameru/)
- 知名度の高いプロジェクトや最先端のプロジェクトに関われなくなる
- 知名度の高い企業や優秀な方と取引をしたり、人間関係が広がらなくなる
- 人事評価や社内システムなど最先端の仕組みを享受できなくなる
- 手厚い人材育成が受けられない
- 多くもらえるだろう退職金を手放すこととなる
知名度の高いプロジェクトや最先端のプロジェクトに関われなくなる
大企業は確かに、知名度の高いプロジェクトに関われる機会はあります。私の会社も某日経紙に載るような仕事はいくつもしていました。
ただ、そのプロジェクトに関われるかは運次第であり(ずっと地味な仕事に就かされる可能性だってあるわけです)、運よくプロジェクトに関われたとしても20代で担当できる範囲はごくごく一部です。
知名度が高かったり、規模の大きいプロジェクトになればなるほど、動員される人も多くなり、担当する範囲は小さくなります。
それでも「大きなプロジェクトに関わった!」という事実にこだわり、誇りに思える人は向いていると思いますが、私はそのプロジェクトにどのくらい貢献したかの方が重要かつやりがいになるため、大企業をやめない理由にはなりませんでした。
知名度の高い企業や優秀な方と取引をしたり、人間関係が広がらなくなる
個人的に考える大企業に勤める大きなメリットの一つは、優秀な人に囲まれて仕事が出来ることです。
私はこれまで大企業でしか働いたことがないので何とも言えないのですが、4年間仕事をしてきて「この人コミュニケーション通じないなあ」と思うことはあまり多くなく、仕事をかなりスムーズに進めてこれました。
なので今後、今まで通りにスムーズに仕事を進められなくなると考えると少しストレスなのかもしれません。
ただ一方で周りが優秀でないということはそれだけ自分の活躍できるチャンスが広がると思っています。
また人間関係(優秀な人材とコネが作れる)については普通に仕事している20代ではなかなか広がりません。
これは大企業に勤めるかどうかというより、コミュニケーション能力の問題な気もします。(確かに政府要人に仕事でお会いしたりする機会はありましたが、人間関係と言えるかは微妙ですよね)。確かに長年大企業で勤め、それなりの地位に就けばコネもどんどん広がっていくのかもしれません。
人事評価や社内システムなど最先端の仕組みを享受できなくなる
これは「大企業だから人事評価や社内システムが進んでいるだろう」という偏見でしかないと思います・・・。
私の会社は古い伝統を重んじる会社だったので、人事評価なんて常にブラックボックス、役員に気に入られた人ばかり評価されていましたし、社内システムも進んでいるとは少しも思えませんでした。
むしろ転職活動をした経験から、スタートアップのような会社のほうがよっぽどフェアで進んだ制度を取り入れているように思えました。(360度評価制度、リモートワークなど)
有給消化等もあまり出来ていませんでしたし、これは大企業だから進んでいるというわけでは全くないと思います。
手厚い人材育成が受けられない
確かに、下の記事でも述べている通り、大企業の人材育成は手厚いです。
ただ大企業が得意なのは「与える」教育。仕組化して、大量に同じことが出来る人を育てるのが得意です。
自分から学ぶのが苦手で、「学びを与えてほしい」という人には向いていると思います。
一方で色々なことにチャレンジさせてくれはしますが、自分の決められた守備範囲から出た業務を担当することは難しいので、経験としての学びがあまり幅広く増えてはいきません。
私は本当の学びは経験から得るものと思っており、自分から勉強するのも好きなので大企業でなくとも自分はやっていけると考えています。
多くもらえるだろう退職金を手放すこととなる
大企業の一番のメリットと言っても過言ではない福利厚生。これは確かにめちゃくちゃいいです。
給与は同世代と比べたら2倍弱もらってたと思いますし、資格を取ったら祝い金がもらえたり、住居手当が出たり、帰省費用が補助されたり、と様々な手当がついていました。
でも、条件の良さだけで仕事を選んでしまうのってもったいないと思うんです。毎日朝から夕方まで「ここじゃないんだよなあ」と思いながら人生を終えていくのがもったいない。
もちろん私の同期の中にはお金>やりがい/楽しみ って人がたくさんいて、上手に切り替えながらやっている人もいました。私もそうなりたかったですが、残念ながら私はやりがい/楽しみ(+成長) > お金だった。
なので給与を始めとした待遇の良さが仕事をやめない理由にはなりませんでした。
まとめ
本日は「大企業をやめるデメリット」を否定する形で、なぜ私が大企業をやめたことを後悔していないのかを紹介しました!
私の経験から、こんな人は大企業をやめても後悔しないと思います。
- お金よりもやりがいと成長
- 組織から良い距離感を保ちつつ、主体性のある人
逆にこんな人は大企業に残った方がいいかと思います。
- 安定した人生設計をしたい
- ある程度お金さえもらえれば、自分の人生の方向性はゆだねられる
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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