皆さん、こんにちは!バリ子です。
皆さんはポーランドにある、アウシュヴィッツ強制収容所はご存じでしょうか?
第二次世界大戦時にナチスドイツがユダヤ人を収容し、現在では虐殺した負の遺産と言われています。ポーランド観光には欠かせない遺産となっていますね。
日本人にとってもかなり有名だよね、教科書とかでも名前を見たことがある人が多いはず
そんなアウシュビッツ収容所ですが、この度アウシュビッツ収容所6時間のウォーキングツアーに参加してきたので、その時の予約方法やアウシュビッツ収容所への行き方についてお伝えしていきたいと思います。
ネットにも6時間ウォーキングツアーについての情報がなかったので、よければ参考にしてくださると嬉しいです。
アウシュビッツ収容所に行くには?
それではアウシュビッツ収容所へ行くための手順についてお話していきたいと思います。
1. アウシュビッツ収容所のツアーを予約しよう
アウシュビッツ収容所は当日チケットを買う方法と、事前にツアーを予約する方法があります。
当日チケットでもいいのですが、ツアーでないと行けない時間帯(確か11:00~13:00のはず)や見られない場所があるんので個人的にはツアーがおすすめ。
日本語ツアーは事前に公式ツアーガイドの方に別途連絡を取らないといけないようなので、英語が分かる人は英語ツアーの方が便利だと思います。
ちなみにツアーしか見られない時間帯に誤って行ってしまっても、周りに何もないので、冬場はただただ寒い中松琴になります。注意が必要です。
公式HPからツアーを予約しましょう。
上にResevationと書いてあるのでクリックしてください。
個人で観光をする人がほとんどだと思うので、”Visit for Indivisuals “をクリックし、日付を選んでチケットを購入しましょう。
日付を選ぶと、各言語で何時間のツアーがあるか選択できます。
私の時は9:30から始まる英語のEnglishツアーに参加しました。
ちなみにアウシュビッツ収容所に行くには一番近くの大都市であるクラクフや、首都のワルシャワから出ているツアーもあります。
そういったツアーも英語でよければ結構安いので参加するのもアリだと思います。私はツアーのクオリティーが気になったので正規のツアーに参加することを決めました。
2. バスで行くのがおすすめ
クラクフやワルシャワからツアーで参加する場合はホテルでのピックアップになるかと思いますが、私のように個人で手配する場合はクラクフからバスに乗っていくのがおすすめです。
バスはあまり本数がないので(1時間に1本程度)、事前に確認していくことをお勧めします。バスの時刻表はこちらのサイトから。
私の時は9:30のツアーだったので、8時のバスに乗り9:30に着きました。多少の遅れであればツアーは待ってくれるので9:30着予定のものであれば問題ありません。
季節にもよるのだと思うのですが、冬に行く場合はそこまで混んでいないのでバスのチケットはその場で買えそうでした。心配な方は予約していくことをおすすめします。
他にも電車で行くという選択肢があるのですが、本数が少ない上、収容所が少し駅から遠いのでバスで行かれる方が多いみたいです。
「電車もバスも英語で予約できないし不安!」という方は日本語のクラクフ、ワルシャワ発ツアーを取るといいと思います。
6時間のウォーキングツアー、実際どうだったか
私は自分で手配し、9:30から始まる6時間のスタディーウォーキングツアーに参加してみました。
アウシュビッツ収容所は基本的に2つのエリアに分かれており、第一強制収容所と第二強制収容所があります。ツアーに参加する場合は第一強制収容所へ向かう必要があります。
先ほどお話したバスでクラクフから向かう場合、第一強制収容所に留まるので心配しなくてOKです。
第一強制収容所と第二強制収容所間は無料のバスが30分に1本ほどで通っています。
第一強制収容所に着いたら、まず予約したチケットを見せて館内に入りましょう。館内に入る中で荷物検査があります。
荷物検査後にツアーに必要なオーディオガイドが手渡されます。オーディオガイドでガイドさんの声をはっきりと聴くことが出来るようになっています。*第一強制収容所内は狭く、ガイドさんの声が届かないこともあるのでオーディオガイドは必須です。
その後参加者が集まるまで待ってからツアーが開始します。定員はどうやら15名のようでしたが、集まったのは12名でした。(笑)
12名のうち英語圏から来ている人は3~4名ほどだったので英語ネイティブでなくても心配ありません。
第一強制収容所のツアー
午前中は第一強制収容所のツアーから始まります。
第一強制収容所は第二強制収容所に比べて博物館的な役割があり、収容所の歴史や展示物が飾られていました。
ユダヤ人が持ってきた私物やユダヤ人女性の髪の毛(殺される前に切られたもの)、収容されていた子供の写真や亡くなった人たちの遺骨を瓶に詰めたもの等たくさんのものが飾られていました。
第一強制収容所はユダヤ人だけでなく、ポーランド人の犯罪者やソ連の捕虜等も収容されていたので、そういった人たちを銃殺する壁がメモリアルとして飾られていたりしました。
実際にガス室として使われていた部屋も残っており、そういった部屋に入ることも出来ます。
ランチタイム
9:30から第一強制所の見学を始め、かなーり細かく施設を見学するので(通常入れないようなところも見学させてくれる)、あっという間に12時10分くらいになっていました。
ランチタイムは12:45まででかなり時間がタイトだったのでサンドウィッチや軽食を持っていくことをおすすめします。*ランチ時間は見学者の希望で設定されますが、結局短くなってしまうことが多いと思います
軽食を売っているところや一応レストランのようなものもあるようですが、かなり混んでいましたし、時間がタイトだと昼食なし、なんにてことにもなってしまうと思います。
第二強制収容所のツアー
休憩が終わった後は、無料のバスに乗って第二強制収容所に向かいます。
第二強制収容所はかなり広く、実際にユダヤ人収容に使われた建物が今も残っています。ユダヤ人の方が実際に使った電車の線路も残っています。
ユダヤ人迫害関連の映画を見るとまさにこの第二強制収容所が場所として使われているのが分かるので、映画を見てからいくとより楽しめるかもしれません。
実際に使われていたというトイレは全くプライバシーがなく、決められた時間にしか使えなかったそうです。また何個も三段ベッドが並んでいるのですが、一段に10人寝ていたこともあったとか・・・
ユダヤ人虐殺が行われたのは主にこの第二強制収容所のガス室です。ナチスドイツにより爆破されていますが、その面影は今も残っています。
この第二強制収容所の見学が終わったのは大体14:45頃でした。そのまま、また無料のバスに乗り第一強制収容所まで戻った上で、バスを乗り換えクラクフまで帰りました。
6時間ツアーに参加した感想
始まりが9:30で終わりが15時頃、休憩は30分~40分ほどしかないので、5時間ほどの長いツアーでしたが、かなり深くアウシュヴィッツ強制収容所の歴史を知ることが出来ました。
個人的にはおすすめしたいですが、外を歩く時間が長く、立ちっぱなしなので、服装に注意してほしいです。
私が行った冬は最低-25度になることもあるようです。私が行ったときは4~5度で暖かい方でしたが、しっかり防寒して行ったので耐えることが出来ました。また立ちっぱなし、歩きっぱなしなので歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
前述しましたが、ランチのために軽食を持っていくこともお勧めします。
また私が行ったときはアウシュヴィッツ強制収容所の背景や歴史を教科書やネットの記事で見る程度だったのですが、後ほど関連の映画を見たらすごくリアルに感じられて、勉強になりました。
6時間ツアーでがっつり勉強しに行きたい!という人は先に映画等を見ていくと、よりナチスドイツがどれだけ酷いことをしたのか感じ取れるかと思います。
まとめ
本日はアウシュビッツ収容所に6時間ツアーで参加した時のことをまとめました!
アウシュビッツ収容所は世界でも有名な負の遺産と言われており、6時間じっくり費やす価値のある場所だと思います。
皆さんもぜひアウシュビッツ収容所に行くときは、本記事を参考にしてみてくださいね。
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