皆さん、こんにちは！
今日は、タイトル通り、「総合商社に入社するために英語力は必要か？」というよくある疑問を、元総合商社勤務の私が解説していきたいと思います。
総合商社といえば、グローバルに仕事をしているから英語が必要なイメージだよね！
今日はそんな皆さんのイメージと実際に合っているのかというポイントも踏まえてお話していきたいと思います。
総合商社の仕事に英語は必要か
まず「総合商社に仕事に英語力が必要か」と問いに回答すると、「YES」でもあり、「NO」でもあります。
総合商社の仕事は確かに他業界に比べて海外と仕事をする機会も多いです。ただ一方で意外に国内の仕事があるのも事実。
ざっくり働いている人の割合でお伝えすると、海外市場：国内市場＝8:2くらいですね。
なので意外にも国内市場向けに働いている人は多いんです。
海外の市場を担当すると、中国を除いて(中国は中国人が日本語が得意なケースも多い)、大体英語が必要となってきます。市場によってはその国の言語が必要になることもあり、スペイン語、フランス語、ロシア語あたりはわりと使うことの多い言語です。
一方、国内の市場を担当すると英語を使う必要はありません。人によっては国内市場を4-5年担当し、6年目で初めての海外出張なんてケースもあります。(稀ですが)
内定者の英語力は？
お伝えした通り、総合商社の仕事には国内市場もあるものの、割合としては海外市場が多いです。
そうなると気になるのは「内定者の英語力」。
実際に私の経験から、内定者がどの程度の英語力を持っているかお伝えします。
留学経験がある人が8割
総合商社にいると、30~40代以上の人はあまり英語が得意でない人も多いのですが、20代は英語が得意な人が本当に多いです。
私の同期の中でも国を問わず留学経験がある人が8割くらいいます。
大体留学経験がある人はTOEIC 750点以上は持っている気がします。
もちろんそれ以上のスコアの人もいますが、「TOEIC 750あれば、最低限英語できるよね」と思ってもらえます。
ちなみに私が内定した時のTOEIC Scoreは875点でしたが、正直850点以上超えるとあんまり印象は変わらないと思います。*満点にほぼ近いスコアだと感心されると思いますが・・・
英語が出来なくても内定は獲得できるが、内定期間の勉強が必須
ただ覚えておいてほしいのは英語力がなくとも、総合商社に内定することは出来ます！
英語力のなさをカバーできるような人間性や魅力があれば問題ありません。
逆に英語はみんな出来るのが前提なので、TOEICのスコア等では差別化されづらいという実態すらあります。
実際に私の同期ではTOEIC400-500点代で内定した人がたくさんいます。
ただ、そういった人に対しては内定期間に英語教育を受けることが必須になります。(確か会社が費用を負担してオンライン英語教室に通えます)
私の元勤務先の場合は、昇格に必要なTOEICスコアが730点だったので、まずはそこを目指して勉強する人が多いですね。
入社後はどのくらい英語を使うことになるか
内定者の英語力についてお話をしたところで、続いて入社後に実際に必要とされる英語についてお話していきたいと思います。
英語が出来ないと入社後に苦労はします
実際に英語が出来ずに入社すると、配属先で苦労することはあります。
特に総合商社の配属先は英語力とは関係なく適正で決められることもあるので、英語が出来なくても海外市場を担当する部署に配属されることがあります。逆もしかりです。
なので、英語が全くできない状態で、100パーセント英語の会議の議事録を取ったり、英語でかかってくる電話の対応をしなければいけません。
私の同期で英語が出来ずに入った子たちは英語の電話の内容が全く分からずかなり苦労してました。
英語が出来ないままだと上司としても部下を使いづらいので暇になってしまうこともあります。
正しい英語でなくとも通じることがほとんど
とはいえ、総合商社は新興国の市場を担当することが多いので、ビジネスの相手も英語のネイティブでないことが多いです。
日本人は「英語を話すなら完璧に話せないと！」と思いがちですが、正直簡単な単語を並べて話すだけでも通じます。
私の同期で英語が話せなかった人たちも英語が急に話せるようになったわけではなく、「英語に慣れた」というのが感覚として近いです。
なので心配しなくて大丈夫ですよ！
まとめ
本日は総合商社で求められる英語力や内定者の英語力についてお話しました。
まとめると下記の通りです。
- 総合商社は国内市場を担当していることもあり、必ずしも英語力は必要ではない
- 留学経験がある内定者が多く、TOEICのレベルは750くらいが平均
- 英語が話せないと入社後に苦労することもあるが、英語に慣れれば問題なし
皆さんも「自分には無理かも・・・」と思わず、積極的にチャレンジしてみてくださいね！
↓心配な人は内定期間中に英語の勉強をするのもお勧めです！↓
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