最終面接になかなか通らなかった私が総合商社に新卒入社した時の面接対策

皆さん、こんにちは!バリ子です。

季節は夏に近づき、今も就職活動に奮闘されていらっしゃる方も多いかと思います。

私も数年前、リクルートスーツを身にまとい、パンプスがボロボロになるまで就職活動をした一人です。

就職活動をしていると「面接がうまくかない!」と悩まれる方も多いかと思います。

面接ってうまく行ったと思ったら落ちていることもあって、よく分からないよね。

私も当時は20社近くの会社に応募し、面接もこれまで30回近くはしてきています。

そしてありがたいことに最終的には第一希望だった総合商社に就職を決め、入社しています。

今日は一応就活成功者な私が(おこがましいですが)、面接の流儀をお伝えしたいと思います。

目次

対策① 段階によってアピールするところを変える意識

色々な新卒サイト(マイナビ、リクナビ)でも一般的に言われていることですが、面接は段階によって見られる部分が違います。まずこれを理解しましょう。

見られる部分が異なるということは、アピールすべき部分が異なるということなのです。

一次面接

多くの場合、一次面接は人事部担当者が対応することが多いです。

人事担当者が見るポイントは「会社に合いそうな人材(人間性)かどうか」、「落とす理由があるかどうか」です。

基本スキル面はES(エントリーシート)を見ているので、ESに沿って質問し、違和感がなければ落ちるということはないと思います。

また、話し方や態度に人の人間性が出るかと思いますが、そういった部分から見える人間性が会社に合いそうかを見られます。

例えばグイグイ、イケイケな営業が求められる会社で、スキルが合ってものんびりした人、穏やかな人は雇いづらいですよね。

一次面接ではESに書いてあることをしっかり自分の言葉で説明し、ハキハキと明るい雰囲気で臨むようにしましょう。

また一次面接で落ちてしまう要因はすぐに直せるものばかりであることが多いです。例えば、姿勢が悪い。敬語がしっかり使えていない。ハキハキと話せない。見た目に清潔感がない、など。

この辺りはすぐに直せます。学生だとなかなか気づかないのですが、OB/OG訪問や先輩、ご両親に見てもらって、客観的な意見をもらうようにしましょう。

二次面接

二次面接は現場担当者面接となることが多いです。

現場担当者は人事部とは異なり現場で仕事を実際に回している人です。面接官が見るポイントは「一緒に働きたい人材か」「一緒に働くイメージが出来る人材か」という部分。

一緒に働きたいかどうかはスキルや行動パターンを元に判断されることが多いと思います。

ESに書いてある内容を元に、「ESに書いてあるようなスキルが本人に身についているか」や「どういった思考プロセスを持って行動をするのか」を見られていることが多いです。

上記の為、二次面接ではESに書いたアピールポイントやガクチカを深堀されても答えられるようにしておくことが大事。

合わせて状況を冷静に捉えて行動できるという行動パターンや思考プロセスもアピールしていきましょう。

もし二次面接で落とされているのであれば、面接官から「この子はESほどの能力(スキル)はないな」「どういう思考プロセスを持って行動しているのかがちぐはぐだな」と思われている可能性も高いです。

三次面接 (最終面接)

ここまで紹介した一次面接と二次面接はどちらかというと減点方式の面接でした。最終面接となることが多い三次面接は加点方式の面接といえます。

三次面接は多くの場合、会社役員や代表が担当することが多いです。

こういった上の視点についている人が見るポイントは「活躍する未来が見えるか」「社風や会社にマッチしているか」「熱い思いを持ってくれているか」「志望度が高いか」となってきます。

一次面接でも会社に合うかという点がありましたが、一次面接は「合わない人を落としていくスタイル」最終面接は「合うと思う人を選んでいくスタイル」なので大きな違いがあります。

役員や代表はこれまでの面接官と比較して、会社へ責任を持っており、会社を愛している人が多いです。

その人が「自分の会社を愛してくれる人か」「長く働いてくれる未来が見えるか」という観点が本当に大事になっていくので、スキルや経験のアピール以上に志望度を改めて熱く語れるよう準備していきましょう。

<体験談>最終面接になかなか通らなかった私

実は私も就活生の時の一番の悩みが、最終面接になかなか通れなかったことでした。

当時私はありがたいことに6~7社最終面接に進んだのですが、結局内定を頂けたのは3社でした。

スケジュールの都合上、途中辞退もしていましたが、一次、二次面接の通過率が高かった一方、最終面接の通過率は低かったです。(50%以下)

実際現在働いている会社にも一度落ちて、再最終面接をした経緯もあります。(これは珍しいケースだと思いますが・・・・)

何で落ちてしまうんだろう、と熟考して分かったのは”情熱”を伝えることの大切さです

先程お伝えした通り、最終面接は役員や役職者が行うことが多いです。

こういった面接官が重視するのは「一緒に働いてみたいか」ではなく「一緒に働けるスキルがあるか」でもなく、「この人材が会社を愛して、継いでいってくれるか」なのです。

こういった面接官に対し就活生がアピールすべきなのはスキルや経験ではなく、「情熱」や「謙虚さ」なのです。

私は学生時代、留学や学生団体、課外ゼミなど、かなりスキルをアピールできるエピソードを持っていました。

一度目の最終面接では、一次面接、二次面接同様スキルや知識、ロジカルシンキングをアピールしました。

その面接は保留となり、おそらく他の方が内定辞退したことで空きとなった為案内された二度目の最終面接で私は「情熱」とアピールしました。

「最後に質問はありますか?」と言われた際に、「私の熱意を改めて伝えさせてください」と伝えたのです。

そこでは短めに済ませましたが、その後のレビューで「あなたの誠実さと真面目さに惹かれて合格にしました」と言われたのです。

相手は社会人経験35年以上の大先輩。

学生の留学や部活、バイトの経験なんてこれっぽっちも響きません。(起業とかしていたら別だと思いますが)

学生らしい青二才さ、正直さ、謙虚さ、がこういう世代には響きやすいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

対策② 逆質問の時間はアピールの時間

面接によっては逆質問の時間を設けてくれるケースもあるかと思います。

逆質問は面接官の質問や面接官との相性に影響を受けずに、自分のことをアピールすることのできる就活生とっては最大のチャンスなのです!

ESは事前に準備をして臨む就活生が多いので、なかなか差を生みづらいという現状があります。

一方の逆質問の時間は、就活生の「準備力(ESほど就活生は準備しない為」「その企業への志望度」「対応力」をアピールすることの出来る貴重な時間で、他の就活生とも差を生みやすいです。

逆質問では面接官の立場を考えよう!

先ほどお伝えした通り、面接はどの段階かによってアピールする部分が異なるという話をしました。

面接官の立場が異なるので、逆質問もその点を意識した質問をしなければなりません。

例えば一次面接を担当するような人事担当者に「事業方針」「現場での経験」を聞いても適切な回答は受けづらいかもしれません。逆に役員に対して「福利厚生」や「制度面」を聞いても答えづらい可能性があります。

そういった部分も意識して質問が出来ると、「この子出来るな」と思ってもらえ、他の就活生と差を作り出すことができると思います。

対策③ 自分らしく、クヨクヨしないこと

これは流儀とは言えないのですが、面接に落ちても落ち込まないこと、落ち込みを引きずらないことは大事です。

面接は水物で、面接官との相性に若干左右されることもあります。就活生のスキルや経験、人間性が素晴らしくても、面接官も人間なので好き嫌いがあります。

なので面接に落ちたときは「縁がなかったんだな」「相性が悪かったんだな」とある程度流すことも意識してみてください。

世の中に会社はありふれているので、「就活生が会社を選ぶんだ」くらいの気持ちで就活に臨んでくださいね。(勿論、既に記載したようなことは意識をした上で)

まとめ

本日は就活生に向けて面接の流儀をお伝えしました。

もちろん、企業によって見る場所は違うこともあると思いますが、私が受けた日本の大企業には今日お伝えした流儀はある程度共通すると思います。

  • 面接は段階によって見られる場所が違う。アピール方法を意識して
  • 逆質問の時間はチャンスの時間!しっかり準備して臨もう
  • 面接は相性やタイミングにも左右されるので、落ち込みすぎず切替えていこう

是非、私の流儀を頭の隅に残して頂き、就活戦争生き抜いてくださいね!

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この記事を書いた人

初めまして、バリ子です!
フランス高校→国立大学→ニューヨーク留学→総合商社→イギリス移住(現在)。
バリキャリの道を捨て、自由に生きてます。

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